ドラマ「チア ダン」最終話の感想。「今度は俺の番やで。今日は俺がお前を力一杯応援する。」



「空気、飲んだ。
 大会の空気に飲み込まれんように、
 こっちが飲み込んでやればいいんよ。」

「JETSではの、それ、
 自信を吸って、不安を吐き出せ
 って言うてたんよ。」



「らしくないの。
 昔の仲間とか昔の自分とか。
 向き合うのは、たしかにちょっと怖い。
 やけど、逃げずに向き合えば
 前に進める。
 って私に教えてくれたのは、汐里やよ?」






「あの背中をずっと追いかけてきたんやがの。
 すっごく遠くに見えたけど
 もう遠くない。
 目の前まできたんだよ。」



「しいたけ、食べてる!
 人類にとっては小さな一歩でも
 穂香にとったら、大きな一歩なんやよ。」



「太郎先生、
 わたし、本当にやりたいことやってよかった。
 前に先生言ってくれたやろ?
 本当にやりたいことをやれてるときが
 一番楽しいと思う。
 太郎先生のおかげや。
 明日絶対に勝って、太郎先生をアメリカに連れて行くでの。」



「みんな、
 いよいよ明日やの。
 明日、JETSに買って
 絶対にアメリカに行こうさ。」

「打倒JETS、目指せ全米制覇!
 正直、そんなのできっこないって思ってた。
 だって、わたしが転校してきたときは
 チアダンス部すらなかったんだよ。
 それに、集またメンバーみんな
 素人でド下手だし、
 本当のこと言うとね、
 東京で失敗して、福井に来て
 どうしたらいいのか分からなかったんだ。
 だから、打倒JETSといって
 みんなを巻き込んだ。
 そう言わなきゃ、自分に負けそうだから。」


「でも、汐里の言葉が
 Rocketsをここまで連れて来てくれた。」


「わたしもみんなに黙ってたことあるんや。
 一度でいいで
 この子らみたいに自由に踊ってみたかった。」




おっと、欅坂46 、また登場しました。
宣伝費用でも払っているのだろうか?(笑)



「じゃあ、みんな、明日がんばろっさ!
 おやすみー!」






「久しぶり。
 あの、あたし。。。」

「すごいじゃん、汐里。
 うちらみてたんだよ、Rocketsの快進撃。
 いちからチームつくって
 たった年半で全国大会なんて、ほんとすごいよ。
 チームは違うけど、汐里と同じステージにたてるのは楽しみにしてる。」

「みんな。。。。」





「どうですか?みんなは?」

「僕の方が緊張してしまいそうで。。。」

「それは、あなたがあの子だと一緒に頑張って来た証拠です。
 いい顔になりましたね、漆戸先生。」




「もしお腹が痛くなりそうになったら、
 呑んで。」

「けど、もう大丈夫やで。
 行くの。」

「麻子、ファイト!」

「お父さん、うん」


委員長とお父さん(教頭先生)、良い関係になれて、良かった。






「がんばれー、Rockets!
 がんばれー、藤谷わたば!」

今度は俺の番やで。
 お前はずっと俺を応援してくれた。
 でも今日は俺がお前を力一杯応援する。
 お前らはもう誰かを応援するだけじゃない。
 応援される人になったんだ。」

「応援される人?」

「見てるでな。」

「行ってきます!」






「キラキラしてる。」

「やっぱ、JETSはすごい。」




出番直前となり、緊張するRocketsメンバー。。。

「大きく息を吸う。
 息を吐く。
 ほら、会場の空気、飲むんでなかったか?」


さすが太郎先生!


「準備はいい?
 コーチ初心者の拙いわたしを信じて
 ここまでついてきてくれてありがとう。
 あとは、楽しんできて。


「じゃあ、太郎先生、行ってくるでの」

「みんな、本当にすごいのう。
 ずっと夢見てきた場所に
 本当に来てもうた。
 できっこない夢って笑われて
 恥ずかしいこと、
 悔しいこと、
 いっぱいあったよな。
 けど、自分に負けんなかった。

 Rocketsダンス見てると
 元気になる。
 つらいことかあっても明日は頑張ろうって思える。 
 やで、君らのダンスで、
 みんなを笑顔にしてきてくれるか?



「よし、円陣!
 打倒JETSじゃないの。
 だって、JETSは私たちをここまで連れてきてくれたんやもん。
 わたしは、ありがとうって伝えたい。
 私たちのダンスで
 ここにいるひとたちみんなに、
 Rocketsを支えてくれた人たちに、
 太郎先生に。」

「わたしも伝えたい。
 いまここにある気持ち
 ありがとうって。」

「伝えよう!
 心をこめて!」

「どこまでも高く飛べ!
 We are Rockets!」










「結果発表です」

第2位、福井県立福井西高校、Rockets」

「そして、第1位、福井県福井中高校、JETS」

第二位の発表の時点で、Rocketsの優勝はなくなった。
つまり、全米制覇への夢は、ここで終わった。


わかばは、複雑な気持ちの中、なんとか、おめでとうのあいさつだけはすることができた。

「おめでとう」

「ありがとう」






「悔しい」

「みんな、よくやった。
 ほんと、良くやったよ。」

「終わってもうた。」

「負けてもうた。」

「夢、かなわんかった。」

「アメリカ行けんかったのう。」



「でも、みんな、キラキラしてたぞ。
 キラッキラしてた。」

「あれ?
 そっか
 わたし、夢かなったかも。
 うん、かなったんや。
 だって、子供の頃みたあの人たちみたいに
 キラキラできた。
 最高に楽しかった。
 わたし、夢かなってもうた!」





「ようやった!」

「みんな。。。」

「Rockets、最高!」

「ほんとに、おまえらすごいな!」

「ほんとに。。。よくやった!」

「胸張って帰ってこい!」

「Rockets、ちょーかっこよかった!」

「ありがとう、ほんとにありがとうね!」



「みなさん、応援ありがとうございました!」





「みんな、そうやって、ずっとずっと笑っていてほしい。
 君たちは、僕の奇跡だから。」

「GOー!Rockets!」

「帰ろっせ、福井に。」

「なんか食べてく?東京らしいもの?」

「うちは、やっぱり、エノキ食堂やろう!
 太郎先生のおごりで。」


おしまい。



熱血ものドラマとしては、最後がちょっと意外でした。

というのも、最後は根性で勝つ!的な流れ、つまり、今作であれば、全国大会優勝、そして全米に乗り込むっていうところで最終回、という終わり方を予想しました。

ところが、なんと。。。結果は、全国大会2位、やはりJETSの壁は高かった、しかし。。。という終わり方でした。


この終わり方は、予想できませんでした。

しかし、なんだか、このドラマにはとても「あっていた」と思えます。

熱血ものとしては、男児ではなく、女児、しかも、マイナーなチアダンス、ということで、珍しい内容を扱ったドラマでしたが、楽しめる内容でした。

おしまい。



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