「できっこない夢が
あたしたちの手の届くところまできている」
「全国大会出場!」
僕も楽しみです。」
それはそれにはどうしても出なければならないんです。」
「小さな不安は現実となって
夢を飲み込もうとしていた。」
「わたし、全国大会には出んつもりや。
わたしはみんなのサポートにまわる。
踊られんかって
私はRocketsのメンバーや。
ここにいる20人全員で全国大会にいく。
なーんも変わらん。」
最後なんだよ?
ここにいる20人で踊れるのは、最後なんだよ?」
余計なこと考えないで。
一分でも一秒でもその膝早く治して。」
「 でも誰よりもJETSに勝ちたいと思ってるのも、わかばよ。」
心の中なんてみえんし。」
うざい。」
いやいや、「うざい」はちょっとさすがに言いすぎでしょう。。。
「なら、休んだらいい。
くよくよしてたって、どうせ怪我はよくならんしな。
俺もそうやった。
やで、なーんも考えんと、休んだらいい。」
「休むって、なにするんや?」
「 じゃあ、寝てたらいいんでないか?」
海でも川でも山でも
どこでも付き合ってやる。
それでお前がホントに楽しいんやらな。」
でも、自分のわがまま通したら
みんなに迷惑がかかる。」
藤谷はRocketsの誰かに迷惑かけられたら腹たつか?
藤谷の本当の気持ち、伝えないとあかんやろ?」
「太郎先生、わたし。。。」
みんなに、聞いてほしいことがあって。
正直、大会までにこの足が治るか分からん。
もしケガが治っても
迷惑かけてしまうかもしれん。
それでも、
わたしはやっぱり
Rocketsで踊りたい。
わたし、チアダンス以外に
やりたいこと
一つも見つけられんのやって。」
「ようやく来た」
「思ったより早かったの」
「待ってたよ」
「ほうや、待ってた」
「わたしが来るのを?」
「わかはが、その扉をあけて入ってきて
私たちとRocketsで踊りたいって言ってくれるのを、待ってた。」
『あきらめないで!どんなときも!』
「ごめんの、わかば、
Rocketsに来るなっていったこと。」
「 こんな大事な時に、みんな。。。」
Rocketsのピンチをいっぱい救ってくれたで。
やで、今度は
私たちにわかばのこと
助けさせてほしいんや。」
わかばと一緒に。」
「ありがとう、みんな」
でも、ありがとう、はる。』
やばい、青春ですよ、青春!!
おしまい。
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