ドラマ「高嶺の花 」第3話の感想。「人の悪口だけは言うな。」




「夫婦ってなんなんだろうな?」

「5年間、口きいてくれない。」

「俺がそんなに嫌なら、出て行けばいいんだよ。」

「嫌じゃないのよ。
 ただ、今はコロッケのほうが大事。
 コロッケとは会話しているのかも?」


いやいや、コロッケが大事とかないから!(笑)



「そういえば、揚げながらたまにぶつぶつ。。。」

「やっぱり?トンカツとか串カツではなく、コロッケと?」

「そこにヒントが?」

「ないよ」





「クマのぬいぐるみ、私もってたなー」

「まったく女子って、冷たい。
 少女の頃は抱いて寝てくれてた。
 ところが大人になると、イケメン、イケメンって
 忘れられて、捨てられちゃう。」




「どうやって親父と知り合ったの?」

「急に嬉しそうな顔して話始めた」


「ずるいのよー。
 ほら、花ってどうしたって枯れるでしょ?
 その頃にまた違う花を抱えてさ、
 繰り返し、繰り返し。」

「それ、前にも聞いたって思っても
 辛抱強く聞きましたよ。」

「何日も?」

「何ヶ月も?」

「何年も?」

「何十年も?」

「『君に読む物語』ね」





「プーさんね、言ってくれたの、お祭りの夜。
 元カレのことを忘れるのは、わりと簡単だって。
 痛ーい失恋を忘れる方法があるそうですよー
 はい、皆さん、参考にしましょう!」

「つまり、忘れる必要はないんです。
 忘れようとするから辛くなる。」


「良い子の解説付きだ」

なぜか、この喫茶店でホワイトボードを使っての解説、前回に続き2回目か?



「ぽっかり空いた、白い真ん中。
 別れの痛みです
 これをこうして、チョコレートでくるむんです。」






「花はそのままで、美しい。」



「最愛の人が事故で死んだらその限りではないんだよ。
 時々、失恋でも、壊れてしまう人はいるらしい。
 感受性が強すぎる芸術家タイプとか。」


「逃げるっていうと言葉悪いけど
 避難だよ、一時避難。」

「なるほど、避難かー。
 つまり、プーさんはこらから毎日
 お母さんの話を聞いてあげたように
 私の元カレの話を毎日聞いてくれるっことよね
 避難場所として。」

「はい、君に読む物語」

「はあ?」

「え?なんで怒ったの?」


うーん、これ、私もなぜ怒ったのか理解できませんでした!



「宇都宮?ああ、月島の天敵ね」

「一番は好きよ、子供の頃からね」

「口くらいはきくわ、
 商店街のクマのぬいぐるみとも。」




「男って、ほんと鈍いっていうか
 デリカシーないっていうか。
 失恋の痛みから逃れるために忘れるんじゃなくて
 あえて甘い思い出語りしたら
 聞いてあげるだと?」

「うん、うちのおふくろはそれで立ち直れた」

「息子相手だからでしょ?」

「ももちゃんにとって、プーさんはなに?」

「普通、嫌じゃね?元カレの話を聞く?
 私だったら彼に元カノの話されたらブチギレますけど?」

「嫉妬、ジェラシー、そういう感情。
 つまり、ももちゃんはだな、
 元彼の話を聞いてくれるなんて
 プーさんに優しいとか1個も感謝しない。
 つか、そんなこと、自分を好きなら嫌でしょ?
 聞くの普通に無理っしょ?」


「難しいー
 めんどくさいな、女子って」

同感!!



「いやいや、これ初歩だから、
 こんな初歩も無理だと、あんた一生独身だよ?」

「俺、それでいいと思ってたんだよなー」

これ、過去形なんだよね。
つまり、今は、違うってこと??




「免状?
 彼女、月島の。。。どういうこと?」

『師範代、岩下真由美』



「だから、一人で飲みたいって言ってるの。
 あっちの私じゃなく、こっちの私で。」

「しかし、ここはバーではないので。。。」

「あ、じゃあ、帰るわ」

「いえ、いてください。
 ここにいて好きなだけ飲んでください」




「いけない?
 相当飲んじゃいけない?」

「その節は、デリカシーのないこと言って。。。
 いや、つまり、
 元カレの甘いのろけ話しを聞いてあげるなんて
 余計なお節介好きだったら無理っしょ?
 あなたを、好きだったら
 嫉妬で聞くの普通に無理っしょって。
 これ、良かったら一緒に行きませんか?」


『すみだがわ植物園、招待券』


「なに?お詫びにデートの誘いですか?」

「もういいよ、そんなのどうでも
 なんか、しらけちゃった。」

「今度は私の話聞いてくれるの?
 元カレとの話。」

「だから、それは。。。」


「あんたの物語は?
 プーさん、あんたの物語はないの?

 人の庭に垣根超えて水くれてやるって
 随分上から目線だけど
 あんた自身の庭はないのかって話よ。」



「テメエの庭に花咲かせもしねえ奴が。。。。
 そんなやつ。。やばい。」


あれ?と思ったら、また酔いつぶれちゃいましたね(笑)


「え?
 月島で華道してたの?
 偶然かもしれないし。
 誰かが。。

 拓真に
 彼女を差し向けたのかもしれない。」




「パンク?
 バスに乗って帰るって。」

絶対にダメです。



「家に戻ってまた引きこもるのかい?
 家とコンビニだけの世界に。
 もしかしたら外で自由な猫や鳥をねたむかもしれないね。
 エアガンで撃つかい?
 もしかして、そのうち人を狙うかもしれないね。
 大丈夫だ。
 まだ冒険ははじまったばかりだよ。
 自分の庭にタネをまこう。
 いつか、きれいな花が咲くように。


でたー!
『大丈夫だ』




「自分のパンクは、自分で直せ」









「家元?」

「壊したのね?
 私の結婚。」



こちらは、例の喫茶店で。

「物語は、責任かー。
 自分の庭だもんな。」



「プーさんが自分の物語いらないって思っちゃった気持ち。
 お父さんでしょ?」



こちらは、家元VSもも(石原ひとみ)。

「愛しているんだ。
 お前のことを。
 お前の才能を、誰よりも。

うーん、喜べない発言。。。


「私はずっとひとりぼっちじゃない!」

「それでいい。
 だから、お前の前にもう一人の自分が現れる。」

「あなたを、絶対許さない!」

「いずれ、感謝するだろう。」

やっぱり、芸術家は違うねー(笑)



「お姉様は来ないわ。
 お気の毒だから、代役で来てあげた。」

「お気の毒だけど、一人でどうぞ。
 君も美人だけど、お姉様のほうが好みだ。」

「可哀想だから、一杯だけ付き合ってあげる。」

「どうして意地悪するの?」

「俺は運命を信じてる。
 君と違ってね
 家元と結婚する。」


「わかった。
 私が家元になったら
 それが運命になるのね。
 あなたの。」


うわー、想像の斜め上の展開!

この母親にしてこの娘(妹)あり、って感じ?



「知ってたのね?」

「家元の指示で。」

「私を解雇してください。」

「甘えないで。 
 見届けてもらうから。
 この顛末を。
 わたしが今以上苦しんでいくとしても。
 わたしの近くで。」




「これだけお花が似合わないヤツも珍しいわ!」


ここから、なぜか自転車屋が自分語りを始める。

「中学2年の時以来、傷ついたことはないです。
 親父が、死んだ日です。
 普通の自転車屋のオヤジです。

 『人の悪口だけは言うな。
  口に出さなけりゃ、そのうち思わなくなる。
  そしたら、心にある池が透き通る。
  そんなことだけで、ひとは半分幸せになれる。』



「ステキね」

「親父に偉いって褒められたくて
 柄にもなく勉強した時期もありました」

「プーさんみたいな人だったの?」

「俺は。。。違うんです」

「傷ついて、憎んだんです
 この世界の不条理を。
 大好きだった父さんを突然奪われて
 なんで父さんを
 世の中、もっと、悪いヤツたくさんいるじゃないかと。
 
 俺の物語はたぶんそこで終わったんです。」



「こう言う時もきっと、イケメンだったらきっと絵になったりするのになー」

「ねえ、知ってる?
 クマのぬいぐるみが
 なんであんなに汚れているか。」

「私たち女子の
 よ、だ、れ
 って。」

うひょー!

石原ひとみからキスした!?

しかも2回!

きょとんとした自転車屋がかわいいぞー。


さすが、野島伸司ドラマ!
次も期待!



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