ドラマ「ヘッドハンター」最終話の感想。「自分への誇りを取り戻すために。」



「先輩、なんで政治家に?」

「気付いちゃったんだよ。
 ルールの中で金儲けするよりも
 ルールを作っちゃった方が早いって。」

「組織なんて人事握れば一発だよ」



「俺は組織ってものをずっと考えてきた。
 組織に生殺しにされるのはごめんだ。」

やはり、江口の頭の中には「組織」があったのだ。


「そう思って会社を飛び出し
 外資に移った、だけど
 組織のことを考えるために
 この仕事をしてるのかもしれない。」


「限界を感じている、俺は。
 もっと大きな仕事をしたい。」

これは彼の真意、なのか???


「明日から大掃除だ。
 事務所を畳むことにした。」

これも???


「じゃあ、戦うのですか?
 いや、戦えるんですか?」


「あなたのちっぽけな誇りのために
 ヒーローのつもりですか?」

「自分に正直になんて
 世間知らずの戯言ですよ?」


「人の裏側みるのは、やっぱ面白いなあ~」

この人は。。。(笑)



「こんな風にコソコソ隠れなきゃいけないなんて。。。
 情けないですか?」

「公務員なんてどう映るかわかりませんか。」

「公の仕事を、国の仕事をやっているという、自負があるんです。」

「つらいですか?今?」

「でもそれが公僕の仕事ってもんでしよう。
 国が上が間違っていようが
 命令にはただただ従い
 己を捨てもくもくと目の前の仕事をする
 そういうもんでしょう?」

「わかってますよ
 でも、どうすりゃいいんだよ」

だから、私がいる。
 渡した資料、よく読むんだ。」


うるうる。

江口様ー。








「給料は下がるかもしれないが
 なによりも、やりがいのある仕事です。」

「そういう場があれば
 あなたも思いきって飛ぶことができるんじゃないですか?」

誇りを踏みにじるものを許しちゃいけない。」


最終回に、何度となく登場する「誇り」というキーワード。
(もちろん、「組織」というキーワードも頻出。)



「私もかつて上の命令に準じたことがあった。
 そのことは今でも後悔しています。
 戦うべきです。
 自分への誇りを取り戻すために。



「アリはアリらしくな」

この男、ひどすぎる。。。


「あなたにとって、一番大切なことはなんですか?」


きたー!
江口の登場!


「俺を敵に回して、勝てると思ってるのか?」

「みんな、買収した。」


さすが、ヘッドハンター。(笑)



「金さえ出せば人は動く、が口癖だったよな。
 外資時代。
 それ思い出してね。
 今の俺のやり方で処理させてもらったよ。」



そして、及川さんの娘と、正面から向き合う。。。

「私が黒澤です。
 及川工業を潰した。」

とうとう、自分で、なんとか、当時の「ケジメ」をつけた、から、かな?
もちろん、それで自分のしたことが、許されるわけではないことは、江口も分かっているだろう。



「今度は、へこたれたら
 俺の背中を押してくれ。
 もう、止まるわけにはいかない。
 それができるのはお前だけだ。」

あー、この関係も不思議だけど、いいですね。
過去のセリフとの違い、分かりますか?


「人を動かす。
 それ以上に大きな仕事が?」


「今日からまた敵同士なんで」


このドラマ、登場する人物すべてが魅力的でした。

そして、伏線も綺麗に回収されていたと思います。

唯一残念だったのは、8話で終わってしまったことでしょうね。
まだ続きが見たい!

テレビ東京さん、ぜひ、続編の制作を!



ところで、番組の最後に、新番組(新ドラマ)の案内がありましたね。

あ、失礼。

ドラマBizの枠のことです。


「ラストチャンス 再生請負人」


主演は仲村トオル。こちらも期待できそうです。

ちなみに、こちらは原作(江上 剛さん)もの。




そんなわけで、ドラマ枠ができたということで、ヘッドハンターの続編に期待を込めて、おしまい。




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