ドラマ「ヘッドハンター」第7話の感想。「自分が絶対に正しいと思っていた。」



最終回前夜。

既に最終回も見てしまっているので、セリフだけの簡易バージョンです。。。


「許せないことがひとつな、
 約束を破ったんだ、あいつは」

約束?


「どうしてそんなに黒澤のことを?」

「彼の悪い噂を鵜呑みにして
 対抗心燃やしてきたけど
 なんか最近違うのかなって。」


「黒澤と俺は同期だった」



「。。。。そして、及川工業を買収した」

「最初は従業員は解雇しないという約束だった」

「だが、結局約束は破られ
 ほとんどみんな失業した。
 俺も含めてね。」

「最初からそういう会社の思惑だったのか
 黒澤自身でそうしたのかは分からない。」

「結果、社長の、及川さんは自殺した」

「そして黒澤はほどなくして会社をやめた」




「それからなにをしてたのか俺も聞いたことはない」

「4年前、派遣で食いつないでいた俺のもとに
 突然電話がかかってきた。
 一緒に会社をやってくれないかって。

 頭がおかしいのかって思った。

 俺は言った。
 お前のことを殺したいほど憎んでるって。」 

 そしたら、
 俺が道を誤ったら、いつでも殺してくれ
 そのために一緒にやるんだ。

 それで及川家とは一切関わらないことを条件に
 引き受けた。
 それが俺とあいつのすべてだ。」


「なんで黒澤はこの仕事を?」

「さあな、だが、あいつは組織ってもんが憎いのかもしれない」

このセリフ、最終回を見終わった後だから言えますが、確かに重要なセリフでした。



「仮にもゴッドハンドといわれた私が
 オペ中にもういらないと言われたんですよ?」

「なぜ手術をしないんですか?
 そんなに悪いなら。」

「外科医はね
 手術が嫌いなんですよ。
 人間はミスを犯すものだってことを知ってますから。
 執刀医の腕とかいう問題ではない
 絶対なんて言葉はありえないんですよ
 どんな世界でも。

 どんなに、うまく縫ったところで、
 いろいろな原因でうまく繋がらないとこもある。
 人間の体は機械ではない。
 そんな当たり前のこともわからない人がいる。」
 

「ゴッドハンドなんて言葉は大嫌いです。
 でもその名前に一番とらわれていたのは私だった。」


語られる、黒崎の過去。

「私もそうでした。
 自分が絶対に正しいと思っていた。
 弱いものが負けるのは仕方がない。
 だから強くなろうと。
 そして大きな間違いを犯しました。」





「それで?」

「失いました、なにもかも」



「俺は、
 あんたがヘッドハンターなんて世界で
 満足できる男じゃないってずっと思ってた。
 戻っていくんだろ?
 あっちの世界に。

 あんたの、野心はまだ燃えているはずだ。
 見せてくれよ、俺に。
 あんたの、本当の顔を。」


「はー、金にならない仕事は初めて?」


「オペはしたくなんですよ」

「オペは必要ありません」

「たしかに先方は先生の名声が欲しかった。
 でもそれは手術の腕という意味ではないんです。
 先生の指導力は素晴らしい、
 人柄も。

 ゴッドハンドは死んだかもしれない。
 でも別の形で再生することはできるんじゃないですか?」



「先生、手、洗ってください。
 お願いします。
 最後の授業です。
 向こうに行っても、いっぱい作ってくださいね、
 優秀な外科医を。
 俺みたいなね。」



「やるな。赤い狸!」

「なんか仕事のやり方変わったよね?
 あの人。」


「そいつは、黒澤の仲間だよ!」

そして、最終回へと続く。

黒崎は本当になにか企んでいるのか?

または、恩師の自殺の責任を今でも強く感じているのか?

または、「組織」というものに苦しんでいるのか?

続く!


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