このドラマ、視聴率は話題になりませんが、とても面白いです。
原作・脚本がきっと良いのでしょう。
「お前、なんで、看護婦なんかに、なりてえんだ?」
「なんとなく。。。」
「なんとなくか。俺は娘や孫には、看護婦なんか絶対にやらせねえ。
少なくとも結婚して家庭持ったらやめさせるね。
人の世話するより
もっと他に大事なもんがあるんじゃねえのかって、説教してやるよ。」
「でも誰がやらないといけませんから。
なくてはならない仕事でしょ?」
「誰もやりたがらない仕事だろ?
きつい、臭い、汚い。」
「私は千田さんの娘でもないですし、
妻でもないですしね。」
「何回でも言いますよ」
そして喧嘩。ははは。
「患者に快適に過ごして貰うのが
看護士の務めでしょ?
面倒な感謝にニコニコして本音を飲み込むのも
技術のうちよ。」
うーん、ちょっとこの教え方は。。。どうなんだろう?
「ただ、流れにのってるだけ
まだ響くもの見つからないんです。」
「怒らせちゃいました。」
「へえー、いいじゃないか
一生懸命やってるからぶつかるんでしょ?
本気ってことだ。」
「どっちにしろ、向き合わないとわからないだろ?」
確かに、そうなのかも。
「おまえは愛想ねえな。
病院ってとこは、おかしくもねえのに
やたら笑う奴が多い。
愛想笑いな。
あれ、ムカつく。
お前、笑わねえな。
看護婦になるのはやめたほうがいいって諦めたのか?」
「それは認めませんけど」
「それじゃあ、謝ってねえじゃねえか。」
「おれのお袋は看護婦だった。
人に尽くしてばっかで
幸せだったのかどうか。」
貶していると思いきや、ひょっとして、最大限に褒めているのか?!
「きたねえ背中だと思ってんだろ?」
「千田さんの生きてきた証でしょ?
別に汚くなんてないですよ。」
こんな風に話のできる人になりたいものです。
「どうせ、死ぬ体になんで鞭なんかうつかね?
お前も出てけ!
どうせなにもできることなんかねえんだよ。」
「チクショー!」
「え?」
「やっぱり、ちょっとスッキリしますね。
私に言ってるっていうより
自分に言ってるのかなって。
自分を勇気付けてるのかなって。」
「チクショー!チクショー!ほら、千田さんも。」
この子、まっすぐだなー。
「たとえ末期ガンの患者さんでも
前向きになれるはずです。
小さな約束をするとか
そういうことを考えるのも
看護士の役目ではないでしょうか?」
素晴らしい。
小さいな約束ね。
「ねえ、なにかあった?」
「男だ!」
さすが、女性は、こういうところ、鋭い。
「ああ、情けない
俺は子育てまちがえたのかね?」
「千田さんって、材木屋さんなんですね」
「がむしゃらに働いた。
家族を養うためだ。」
そして家で。
「家族を養うのって大変だった?」
「担当の患者さんと話していたら
お父さんのこと思い出しちゃって。」
「母を救ってくれた番匠先生に憧れて医者になったんだ。」
「心と体は繋がってるからね。
彼女も心に何か抱えてるのかもしれない。」
「彼女なんであんな感じなんだろう?」
「やめておいたほうがいいですよ。
彼女は男関係ひどいらしいですから。」
そしてここから遠野さんの悪口が始まる。。。
みていてちょっと。。。。と思う場面だったが、まあ人間らしいといえば人間らしいかな。
人間って、たぶん、こういうところ、醜いから。
「泣くのが嫌だから
怒るんだって。」
「でも、私は好きだよ、瑠美のこと。」
「あんたに、告白されても意味ないんですけど。
でも、ありがとう。」
「明日から大丈夫?気持ち切り替えできる?」
「切り替えても切り替えなくても
実習は続くから。」
そう、自分がどうあれ、明日はやってくるのだ。
「なんだまた失敗か?」
「チクショー!チクショー!
自分を勇気付けてるんです。」
「なにかあったのか?」
ははは。逆に患者さんに心配されてる。。。
「誰かを憎いと思ったことありますか?」
「あるよ、憎んだこと」
「今すぐ、きてくれない?」
「お願い、助けて」
さて、遠野さんからのSOSコール。
次週どうなる?
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