高田崇史「QED - 月夜見」読み直した。

先日、「QED - 白山の頻闇」を読んで、「秦氏」が気になった。

QED ~ortus~白山の頻闇 (講談社ノベルス)


そういえば、ちょっと前に、読んだ記憶があるなーと思い、探してみると、前作だった。

というわけで、読み直し。



テーマは、「月」。

なぜ月は「忌む」ものなのか?「不浄」なのか?

たしかに、一般的に「月」に対するイメージは、あまり良いものではない。
ちょっと近寄りがたい、特殊なものという感じ。


途中から、「秦氏」が登場してくる。

いかに日本の歴史の中で秦氏が冷遇されてきたか、搾取されてきたか、といったことが指摘される。





イザナギが黄泉の国から逃げ帰ってきて「禊」をした時に誕生した3貴神(月読命、天照大神、スサノオ)、また天岩屋戸などを解説し、最終的に、謎の多い、月読命の正体は。。。を導きだす。

その背景には悲しい秦氏の歴史があった。秦氏を理解するのに最適であった。


さて、参考文献に一つだけちょっと珍しい本があったので、こちらで紹介。

歴史・民族系の本ではなく、月や宇宙の写真と、そこにいろいろなエピソードや解説をつけた本、「宙の名前」。 ロングセラーの本です。



おしまい。


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