読後のレビューです。
監修:荒俣宏
イラスト:ふわこういちろう
「日本人なら知っておきたい!モノのはじまりえほん」
日本図書センター
記事タイトルには「百科事典」と書いていますが、「百科事典」というほど堅苦しいものではなく、「絵本」と題名にあるとおり、あくまでも子供向けの「絵本」という体裁です。
新聞・テレビでおなじみのアラマタ先生が、子どもたちに「モノのはじまり」をときあかします。
「サッカーなのに、ボールを手ではこんだの?」「”たまや~”、”かぎや~”は、人気投票のかけ声だった?」など、紀元前のむかしから、つい最近生まれたものまで。
29のストーリーとゆかいな年表でおりなす、イラストで読む”事物起源”の大百科です。コラムでは、安藤百福や早川徳次なども紹介!本書をきっかけに、みじかなモノのふしぎから、歴史のおくふかさが学べます!(Amazon紹介)
あ、失礼。先程は「百科事典」と書きましたが、どちらかというと「雑学辞典」のほうが的確な表現かもしれませんね。
こんな内容を扱っています。写真1枚目。
こんな内容を扱っています。写真1枚目。
写真2枚目。
大きく5つのジャンルに分けて紹介されています。
食べものと飲みもののはじめて
くらしのはじめて
きかいのはじめて
モノとコトをはこぶもののはじめて
そして、各ジャンル毎に「まとめ」ページが見開きであり、そのジャンルの総復習ができるようになっています。しかも関連性のあるように、ある一つの流れ(テーマ)にそって紹介されていますので、子供にはイメージがつかみやすいかと感じました。
一通り読んで、一番記憶に残っているのは「すもう」のページの「ちゃんこ鍋」の下りです。
「ちゃんこ鍋」の「ちゃんこ」は「ちゃん=親」と「こ=子」からきているという話が書かれています。(いくつかある説の一つだと思います。)
脱線しますが、そういえば、「子連れ狼」の大五郎は「ちゃん!」と言っていましたね!!
親方と弟子が、実の親子のように、仲良く食べる、ということで、「ちゃんこ」。
そんなわけで、「力士がつくる料理はなんでも「ちゃんこ」と呼ぶ、とされています。
(正確には、力士がつくり、相撲部屋で振舞われる料理、ということでしょう。)
他にも、子供が興味を引きそうな「雑学」をたくさん扱っています。興味がありましたらどうぞ!
少し古い本ですが、次のステップにはこちらもオススメです。
おしまい。
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