ドラマ「陸王」最終話をみた感想。「役所広司と山崎賢人の最後の親子の会話に感動」



とうとう最終回でした。

松岡修造とピエール瀧の密会?シーン。
どうやら、松岡修造は根っからの”悪”ではなく、生粋の合理主義者のようだ。
なので、ピエール瀧にも若干ケンカを売るような形で、退席する。

役所広司そして"こはぜ屋"を少し尊敬するような様子もみせ、かつ帰りのタクシーで気になる発言。

「例の件、検討を進めておいてくれ」

これは、きっと"こはぜ屋"の件だろうなー。
今日の冒頭のシーンをみる限り、悪い人ではないようなので、良い展開になることを期待!


そして"こはぜ屋"。

「挑戦しなけりゃ、
 負けもなければ、勝ちもない。
 何一つ成長せすに、
 ただ生き延びたって
 そんなのは、意味がない。」

「俺は、勝負をしたい」

「諦めずに挑み続ければ
 必ず道は開ける。」


「本当の負けってのは挑戦するのをやめたときだ。」

「たからどうか、
 みんなの力を貸して欲しい。」


そして感化された、村野さんも。

「今から俺のすることは
 多分、シューフィッターとしてして間違っている。」


大地の面接シーン。

「最初は足袋屋がランニングシューズをつくるなんで無理だと思ってました。
 でも、一つ壁にぶつかるたびに
 親父の、いや、父の陸王を作る想いに賛同してくれた人たちが
 力を貸してくれたんです。

 時に厳しく、
 時には自分のこと以上に親身になって
 "こはぜ屋"の将来を思ってくれた銀行員。

 シルクレイというすごい素材を開発して
 それをウチに使わせてくれた特許の持ち主。

 大手のアトランティスをやめて
 "こはぜ屋"にきてくれたカリスマ・シューフィッター。

 そしてなによりうちを信じて陸王を履いてくれた
 茂木選手。

 他にもたくさんの人がうちに力を貸してくれました。


 その誰1人欠けても
 陸王は完成することはできなかったと思います。」


「その"こはぜ屋"さんでの日々を通して君はなにを学びましたか?」

「仕事の厳しさと
 そこに逃げずに挑戦する楽しさです。
 それが、仕事の本当のおもしろさだと
 気付かされました。」


「念のために聞きますが
 君はその仕事を続けたいんじゃないのかね?」

ズバリ、面接官の一人に指摘されてしまいました。
大地、きっと本心ではそうなんでしょうね。



豊橋国際マラソン大会当日。

「シューズはだめでも
 せめて、靴紐だけでもって。
 もしよかったらお守りがわりに持っててください。」

「おい、部外者がそこでなにをやっているんだ。」
「俺が許可をだしたんだ!」

おぉ、さすがー。木戸部長!

「小原さん、申し訳ありません。
 やはり俺はこのRⅡを履くことはできまさん。」

「あれは!?」
「勝手な真似をして申し訳ない。
 私があいつに渡したんです。」


「俺は。この陸王を履きます。」


「今の"こはぜ屋"さんは2年前の俺なんです。
 もし俺が今この陸王を履かなかったら
 俺が苦しい時に背を向けて行った連中と同じですよ。
 俺は自分が信じたものを
 信じた人たちをずっと信じていたいんです。」

「このシューズを履かなかったら
 そういう自分自身も裏切ることになる」


「技術の差は僅かでも
 込められた想いは雲泥の差なんです。」


「"こはぜ屋"さんは俺と一緒に走ってくれますよ。
 いい時も悪い時も。
 いつも隣で走ってくれてました。
 俺はこれから"こはぜ屋"さんと一緒に走りたいんですよ。」


「宮沢社長。あの人に出会えた奇跡は、感謝しないとね。」


「"こはぜ屋"の連中から教わったんだ。
 信じて諦めなければ、あるかもしれねぇって。
 奇跡ってやつがよ。」


「嘘だろ?嘘だろ?茂木!」
「どうして?」
「あの野郎、やりやがった!」

「頑張れ、茂木!」


「どこいくんだ!」
「うぬー、陸上部がどうなっても。。。」
「かまわん!
 損得勘定ぬきて、命削って走ってんだ。
 その邪魔を、するなー!」



「結局そっち履いたんだ。」
「ああ」
「いい靴なんだな、それ」
「最高だ」


「坂で勝負をしかける?」
「忘れたんですか?
 あいつは箱根を制した男ですよ」



茂木選手を応援する"こはぜ屋"の各メンバーが画面に映し出される。

あれ?あれ?

あのイヤミな銀行員・大橋(馬場徹)がテレビの前で応援している!
そして、松岡修造も応援しているぞ!

なんだかこういうのは嬉しいですねー。



「それでこそ、お前の走りだ。茂木!」

給水ポイントでボトルを取り逃した毛塚選手に、近づき、自分のボトルの残りを渡す、茂木選手。


「人が良すぎるよ、茂木。」
「ああいうやつなんですよ、茂木は。」

前の、"こはぜ屋"のリレーマラソンのときの、宮沢社長を思い出しましたね。



(二人とも、笑いながら走っている。)

「すっごいね、この人たち。
 こんなすごい人たちのために、お父さんはシューズつくってたんだね。」


「大地、やっぱりお前もここにきたか。」
「全部ここから始まったからね。」


「茂木!」
「諦めるなー!」
「陸王を信じて、走れー!」


茂木、優勝!


「なんだ、泣くことねえたろ」

「あんた言ってたじゃない。
 シルクレイで、たくさんの人を喜ばせたいって。
 良かったね。あんたの夢がかなって。」

「バカいうな。まだまだこれからだ」



「強えな。
 次は俺が勝つ。」

毛塚、ちょっとだけいいキャラになってましたね。笑。


「えー、今、僕がここに立ているのは
 僕だけの力ではありません。
 チームのみんなと、そして。。。。この陸王に支えられました。

 こんな僕をずっと応援してくれて、僕を支え続けてくれた
 "こはぜ屋"さんの皆さんに今日の優勝を捧げたいいと思います。
 ありがとうございました。」




「メトロ電業、受かったよ。」
「すごいじゃないか、大地!」

「俺、"こはぜ屋"の仕事続けたいと思う。
 俺を"こはぜ屋"で働かせてください。
 お願いします。」

「ありがとうな、大地。
 だけど、おまえはメトロ電業にいけ。」

「そこで、思う存分働いて、
 うちでは得られない知識や経験を
 蓄積してきてくれ。
 世界をみてこい、大地!」

「そして、その大きさを
 俺たちに教えてくれ。
 それまで待ってるから。」


「俺なりに精一杯勉強してくるよ。
 だけど、一旦出るからには
 戻るつもりでは働かない。
 それじゃ、メトロ電業に失礼だからさ。」

「それでいい。
 がんばよ、大地。」


「俺もおまえもこれからが本当の戦いだ!
 どんなときにも勝利を信じろ。」
「はい!」
「今までお世話になりました。」


1年後の茂木。

あれ?あのユニフォームのロゴ(マーク)は?

「Felix」

松岡修造が陸上部を支援しているようだ。

松岡修造、最初はちょっと嫌な奴かと思ったけど、言葉に嘘はなかった。
そして、企業として、なにをなすべきか、しっかりと分かっている。
ひょっとしたら、(役所広司とはちょっと方向性が異なるが)内なる心には熱い想いまであるのかもしれない。

最後にでてきた、イヤミな銀行員の大橋と支店長は、いらなかったかな。


さて、全体を通して、やっぱり、ドラマだよねーという分かりやすい展開だったけど、それはそれで、それでも熱いものを感じました。



よいドラマでした!

放送前にやっていたSP番組も録画してあるので、あとで観よう!


そうそう、ドラマ内で1年後をやっていたし、少しは成功しているような雰囲気だったので、続編はもうないような印象を受けました。
でも、それぞれの道で頑張る人々を、また見てみたいなーとは思います。


国際舞台で頑張る茂木選手。
ひょっとしたら、VS毛塚の再戦?

メトロ電業で頑張る大地。

そして、新しい試練に立ち向かう、または新しい挑戦を続ける、"こはぜ屋"!


いつか放送、または書籍化しないかなー!




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