[ちいさなかがくのとも] 2017年12月号「うしさんぎゅうにゅうくださいな」感想。乳搾り!



今月号も気になったので、本屋で買ってきました。

「うしさん ぎゅうにゅう くださいな」
あおき あさみ さく

「ちいさなかがくのとも」は3歳から5歳向け、ちなみに「かがくのとも」は5歳から6歳向けとされています。

とはいえ、「ちいさなかがくのとも」は、文字も少なく、話も短いので、3歳からである必要はなく、特に今回のテーマは、動物に触れ合いだした頃の子供に、ちょうどよさそうな内容です。


そう、テーマは、牛の乳搾り。

牧場等で、牛の乳搾り体験などができると思います。

そんな動物とのふれあいに興味をもちだした子供に読んでもらいたい絵本です。






さて、物語は、まさしく、牛の乳搾りをするために、牧場に到着するとこからはじまります。




乳搾りがうまくできなくて困っていると、牧場のおじさんが"コツ"を教えてくれます。
そのあとはとても上手に出来るようになり、楽しく乳搾り体験をすることができました。


「うしさん、ぎゅうにゅういただきます!」


最後は、絞りたての牛乳を飲んで、おしまい、となります。



ところで、物語の後半で、おじさんがこんなことを言っています。

「たくさん しぼれたね。あたためた ぎゅうにゅうをむこうで のませてあげるから ついでおいで。」

なにげない一言ですが、「あたためた」とあります。


なぜ、しぼりたてを飲んではいけないのでしょうか?

なぜ、あたためる(加熱)必要があるのでしょうか?


子供には、こういう細かい点にもいつか疑問を持つようになって欲しいものですね。



最後になりましたが、作者は「あおき あさみ」さんで、パステル画というのでしょうか、とてもやさしい絵柄の絵本です。

動物や人がとてもあたたかく描かれいています。


他にも「ペンキやさん」や「オオサンショウウオ みつけたよ」といった絵本をかかれています。




どちらもこれまたやさしい絵柄ですが、特に「オオサンショウウオ」は、オオサンショウウオの成長・一生が、自然の風景のなかにまるで溶け込むように描かれており、とてもオススメな絵本です。




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