[ちいさなかがくのとも] 2017年11月号「のぼれ!ケーブルカー」感想

定期購読はしていないので、興味ある内容のときだけ購入している「ちいさなかがくのとも」。

今月は、「のぼれ!ケーブルカー」ということで、迷うことなく購入!




基本的に、「かがくのとも」または「ちいさなかがくのとも」の乗り物系はアタリが多いと思っている。


さて、今回は「ちいさなかがくのとも」シリーズなので、内容は簡潔にまとまっている。




ちなみに、普通の本のように横(左右)に開くタイプではなく、縦(上下)に開くタイプである。

(同シリーズではたまにあるタイプ。)


これにより、ケーブルカーが上に進む、登っていく、というのを視覚で擬似体験することを狙っているのだろうか?
なんて、大人が言ってはいけないね。


さて、子供向けとはいっても、そこは「かがくのとも」がベースとなっているので、ご安心を。

ちゃんと、ケーブルが描きこまれ、なぜケーブルカーと呼ばれるのかといった描写まである。



また、上りと下りですれ違うシーンもあり、子供もわくわく楽しめる。


唯一残念だったのは、「ケーブルでひっぱられる」という表現こそあれど、巻き上げ機の存在までは表現されていなかった点。

まあ、「ちいさな~」なので、そこは贅沢かな・・・と思っていると、

「おりこみ付録」(うすっぺらい紙の付録)のほうに、「おおきなひとのための「のぼれ!ケーブルカー」」というところで、「ケーブルカーが山を登る仕組み」がちゃんと巻き上げ機の図も含めて説明されていた。

簡単な図があるので、興味を持った子供に、この冊子を少し読んであげるだけでもよいと思う。

福音館書店の月刊誌はネット通販では手に入れにくいが、本屋で取り寄せしてもらえるので、興味を持った方は連絡してみて。


ちょっと古いけど、「かがくのとも」「ちいさなかがくのとも」だと、「モノレールのたび」(2014年2月号)もおすすめ。

こちらはつい最近、書籍化もされたようだ。
手に入りやすくなって喜ばしい。

("みねお みつ"さんは大好きな絵本作家の一人。描き込みが本当に素晴らしい。)


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