ちょっと昔の記事(日経コンピュータ 2017/08/17号)だけど。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/ncd/14/379244/080700074/
兼松エレクトロニクスは2014年から進めてきた基幹システムの刷新プロジェクトに失敗した。2017年6月26日に約14億円の損害賠償を求め、 開発を担当したワークスアプリケーションズを提訴した。 訴状を基に整理すると、複数のパッケージソフトを連携させる難しさについて ユーザー企業とITベンダーの双方に認識不足があったようだ。(日経コンピュータより)
まずは、中身は全く知らないけど、3年越しのプロジェクトを失敗(中止)という判断は、英断だと思う。お疲れ様でした。
いろいろな立場等を考えて、一部だけでも稼動させて、一部成功としておき、あとで見直しってのがなんとなく多いような気もするので。
ところで、ERPって、10年以上前に大流行したイメージあるけど、まだ流行っているのだろうか?
それと、安定してるテンプレートたくさんありますよー的とか、カスタマイズどんとこい!的なパッケージはでてきたのだろうか?(良いか悪いかは知らないが。)
9/8 追記
どうやら、双方ともに、HPで見解を公表しているようだ。この動きって、珍しいと思う。時代は変わったと感じる。
兼松エレクトロニクス
「訴訟の提起に関するお知らせ」
2017年5月10日
http://www.kel.co.jp/contents/files/soshou_teiki_release170510_00.pdf
「兼松エレクトロニクス社の主張に対する当社認識について」
2017年8月10日
http://www.worksap.co.jp/news/2017/0810/
実際のところは、プロジェクトに関わった方々、また関連する企業の方々にしか分からないものもたくさんあると思うので、あれこれ言うつもりもないし、そもそも言うことはないが、一言だけ。
関係者の方々、お疲れ様でした!
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少し古い本だが、過去の事例から学ぶことは多々ある。
さて、これからの時代、エンジニアも契約・法律の知識は必要だと思う。
この本、タイトルはちょっとふざけているように感じるかもしれないが、中身は本格派、とても良い。
法律家になる必要はない、ただ、エンジニアの立場として、またプロジェクトを遂行する立場として、IT視点での法律知識は必ず役に立つ。
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2018年11月6日、今度は古河電工から訴訟されたようです。
おしまい。
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