長いこと、ネットワーク技術者としてやってきていますが、FTPは嫌いですね。
インターネットの世界ではなく、専用線の世界では、未だに結構な頻度でFTPを利用しているケースにめぐり合います。
ネットワークの製品でいうと、CISCOルーターやF5/LTMの設定・運用をする方は大いに共感してくれると思います。
コントロールコネクションとデータコネクションを分けるのはまだいいとしても、どうして、TCPデータの中に、ポート番号とか入れちゃうんですかねー。
しかも、ActiveとかPassiveとかで動き違うし。
(それでいて、実際に利用しているユーザーは、自分がどちらのモードを利用しているか、全く興味がない。。。)
さらに、最近のWindows標準のftp.extなんて、Passive(PASV)が動きませんからね。
そして厄介なのが、「quote pasv」コマンドで、エラー返さずに、PassiveでもActiveでもない、へんてこりんな動きするの。
これ、本当にやめて欲しい。
だからといって、業務で使っている人に、「では、こちらのフリーソフト使ってください」と言えると思いますか?
答えは、NO。
さて、まあ、CISCOルーターは、NATだけ気を付ければいいんですけど、IPマスカレード動きませんからね。Activeだと。
それに、F5だと、ftp profileも用意されていたり、あとはVirtual Serverのパラメーターでもちょこちょこ融通は利きますが、いかんせん、BUGが多い印象です。
そんなこといったら、LTM自体が10年前とかもっと前とかBUGが多いかった印象ですが、今はだいぶ安定してきた印象です。
ただ、FTPに関して言うと、まだまだBUGが多いですね。
まあ、きっとどこかのSIベンダーがむかーしに開発したFTPプログラムとかが業務の深いところに組み込まれちゃっているから、
未だにFTPとか動かしているんでしょうけど、もうね、2023年ですよ。
そろそろシステムの総入れ替え、プログラム、プロトコルのRefreshを検討してもいいと思うんですけどねー。
だって、ちゃんとファイルが転送できたかどうか、プロトコル内では分からないんだよ?
それに、みんな、ファイルの有無を確認するために、定期的に、ログインしてls/dirとか打って、無駄なセッション流してばっかりいるんだよ?
ほんとね、無くなって欲しい、FTP。
でもね、それはそれでちょっと寂しいかな。長い付き合いだし、なんて。
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