「宮本から君へ」最終回のセリフと感想。「え?え?え?終わり?」



第12話が最終話でした。



「はい、マルキタです!」

「みんな気にしてる。
 2コール以上ならへん。」



「信じた奴がリスク負うのは覚悟の上だろ。
 綺麗事言うなよ。
 お前を認めた人間は
 お前に焼かれようが食われようが
 文句言われる筋合いどこにもねえよ。」


「お前のそういう情けない態度が
 お前を認めた人間をどれだけバカにしてんのか分かってんのか?
 のぼせあがんな馬鹿野郎。」


「少なくとも俺はいつだって
 俺のためにやってんだ。
 文句あるか?」

「ないです」





「まいど、宮本です!」

「例の帝皇製薬の件、
 ニチヨンに正式決定だ。」

「はい
 もう一度お願いします!
 もう一度聞かせてください!」

「クラッカー!クラッカー!」

「ニチヨンに正式決定だ」

「本当にありがとうございました!」


え?

話が読めないんですけど。。。

ニチヨンだって!?


あ、つまり負けたのか。。。


先週の勢いで、マルキタ・チーム宮本の大逆転勝利か!?と思いきや、始まり早々、いきなり砕かれた。。。。


このドラマ、ドラマはドラマだけど、そううまくはいきませんでした。

現実は厳しいってことかな?





ただ、どうも、例の二人が悪だくみしたようだった。

しかし、綺麗ごとだけじゃないのは、現実社会も同じか。。。


「話が本当だとしても、
 すべきことは詫びることだった。」

「マルキタって会社は
 詫びいれるのに上司も顔出さないで
 ペーペー一人で済ますのが基本方針ですか?」

「この度はわたしの行き過ぎた行動で。。」

「綺麗事ですますなよ
 まさか手ぶらで来たわけではないだろう?」

「これ、お願いします
 今後ともよろしくお願いします!」

名刺を渡す。

「帰ります
 でもこの先ずっと、話ができるまで毎日きます、島貫部長!」


もう彼は、突然切れたりはしない。

ただ、彼の情熱はまだ消えていない。








「小田課長、
 勝ち負けってどこで決まるんですか?」

「小田課長の、人生における勝ち負けってどこで決まるのか教えてくださいよ!」


「俺もただのサラリーマンです。
 ボクサーじゃありません。」

え?

てっきり、ボクシング見習いとかだとばかり思っていたのに、そういう設定でしたか。



帰りに、甲田美沙子とばったり出会う。

最終回の、残り数分のところで、登場ですか。やっぱり、ドラマはドラマだ。


「ご無沙汰、甲田さん」

「宮本さん、海に連れてって」

「冗談よ」

「宮本さんは、今、幸せ?」

「ねえ、私たち、あのまま付き合ってたら幸せだったかな?」

「大嫌いよ、見損なったわ、宮本さん」

「だったら、さよならだ!」


甲田美沙子さん、悪い人ではないのだけど、いざ男女になると、ちょっと男に依存するようなタイプなのかな?

ちょっと酷い。

しかし、男、宮本。

きっぱりと断る。

というか、嫌われるのを覚悟で、拒む。

ただ、こういう決断と行動、なんか見ているこっちも辛いなー。。。。


仕事といい、恋愛といい、すごく、すごく、不器用で、でも、自分に正直で。。。。

普通のドラマだったら、ハッピーエンドかバッドエンドで、どちらかですっきりと終わるんだろけど、どのドラマはそうではなく、男・宮本の世知辛さや生きづらさが余韻に残りながら、辛く、でも、どこか、こういうタイプの男がいてくれることを嬉しく思いながら。。。。終わった。


中野靖子(蒼井優)、もうちょっと宮本と絡むのかな?と思ったけど、最終回での絡みはなかった。


いわゆる深夜ドラマって、続編とか、シーズン2とか、スペシャル版(SP)とかって、あまり期待できないと思うけど、このドラマについてはちょっと期待してしまうな。

ただ、いや、このドラマは今のまま終わりでいいんだよ、という自分もいたりする。



そうそう、主演だった池松壮亮さん、前回のドラマ(金と銀)よりも、今回はもっともっと迫真の演技でしたね。

まさに、はまり役だったと思います。



あと、エレカシの「Easy Go」もよかったです。




そんなわけで、続編なりに、ちょっとだけ期待して、おしまい。



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