島耕作シリーズ35周年企画「部長 風花凜子の恋(後編/完結編)」を見た感想。



後編(完結編)をみました。

前半の感想はこちら。

島耕作シリーズ35周年企画「部長 風花凜子の恋(前編)」を観た感想。
https://40saiguraino.blogspot.com/2018/07/35.html
40歳ぐらいの雑談系日記




「青年、その話、詳しく聞こう!」

「話、聞かせてもらおうか?」


「仕事もプライベートもどちらも大切って言ってたのに。
 どちらかが崩れてだけでこんなに揺れて。
 情けない。」

「とにかく、こんな宙ぶらりんでいいわけない。
 うん、行くよ!」

「私、まだあなたに本当の気持ちを伝えていない。
 私は、あなたにずっと恋してるから。
 一緒にいさせてよ。
 私も一緒に病気と戦わせて。」

「俺も君が好きだからだよ!
 好きだから、君の人生を縛りたくない。」


平行線ですね。。。


「ダメだった。
 でも言いたいことは言えたから。
 悔いなし。」



こちらは、セクハラ、パワハラ案件。。。

「あいつ、可愛いよな。
 いつも笑ってて。」

「いつも笑ってるって
 笑ってないのと一緒じゃないかな。」


「テコットの人間か?!
 許さんぞ!」

「だから何?
 体切り売りしてまで欲しい仕事なんてない!」

「大丈夫だった?」

「聞かないんですか?私があそこでなにをしてたのか。」

「真っ直ぐていいですよね。
 私にはあのやり方しかないんです。
 断れば飛ばされる。
 誰も助けてくれない。」

「ゆりかちゃんは悪くない。
 絶対に悪くない!」




「凛子さんでもうまくいかないことあるんですね。」

「でも、いいの。
 言いたいことは言ったから。」

「嘘じゃないよ。
 スッキリしたのも、納得いかないのも、
 二つとも本当の気持ち。」

「みんながみんな凛子さんみたいに勇気があるわけじゃないんです。
 名前を出して告白しろって思ってます?」

「それは思ってない。
 押し付けるものではないから。
 ただ、触られたぐらいで減るもんじゃない、なんて、そんなことはない。
 心は確実にすり減っていく。
 今の自分を大切にして?
 それは、みんなの未来にも繋がっていくから。」

「怒ってもいいよ?ってこと。」



そして、とうとう告発。。。

「凛子さん、私、間違ったことしてないですよね?」

「絶対に間違ってない。」


しかし、趣味の活動が「副業」であると指摘されて。。。

「テコットは副業禁止だぞ?
 君はもう少しビジネスのルールを学んだほうがいいね。」




「落ち着きましょう」

「落ち着いていられる?あんたムカつかないの?
 死ぬほどムカついてます。
 でも感情論だけじゃあの人達には勝てない。
 ビジネスに必要なのは、データとイマジネーション。
 そして、 パッション!」




「俺はいつでも前向きな彼女が好きだ。
 彼女の人生を縛りたくない。それが彼女のためなんだ。」

人のため、人のためって言ってる時って
 大抵、自分のためなんですよ。
 カッコつけないでもらえますか?

 仕事もプライベートも50対50。
 あの人が全力で戦えてたのは、あなたがずっと側にいたからじゃないんですか?

 僕は仕事でしかあの人を助けられない。
 プライベートのあの人に寄り添えるのは
 光太郎さんだけだと思います。
 凛子さんを一人にしないでください。」


彼は、きっと、凛子さんのことが、大好きなんだね。
でも、ここまで言えるのは、すごいや。



「ただ、真っ直ぐに生きてれば、
 きっと自分らしい未来がくると思ってた。
 でも、そんなにうまくいかないね。
 私の生き方のせいで、いろんな人を傷つけた。
 ゆりかちゃんも、光太郎も。。。」

「凛子、俺は怖いんだ。
 衰えていく自分を君に見せるのが怖い。
 今までの俺ではなくなってしまうかもしれない。
 それが恐ろしい。
 だから逃げた。
 あがいて生き延びるよりも
 思い出のままに消えるほうが綺麗だと思った。」

「綺麗な思い出なんていらない。
 どんなに怖いことがあっても
 私は光太郎と一緒に今を過ごしたい。」

「凛子、俺に生きろと言ってくれ。
 生きて、一緒に戦えと言ってくれ。」

「生きて、光太郎。
 生きて、私と一緒に。」

「俺は決めた。
 どんなに苦しくても戦う。
 だから、側にいさせてくれ、凛子。」

「現実はおとぎ話のように
 正しいことをした者だけが勝つ世界ではない。
 けれど、俺は君の側にいる。
 君らしく生きていいんだ。」








そして、こちらは、セクハラ&パワハラ問題。。。

査問委員による懲罰審議。


「最後の質問だ。
 今回の件、どうしても引かないというのだな?
 どうする?よーく考えたえ。」

「考える必要はありません。
 私は起きた問題をなかったことにはできません。」


うーむ、もうおしまいか。。。と思ったところに、凛子派の3人が乱入!(笑)


「いいんですか?
 結論がでない会議を終わらせにきたのに。
 皆さんが希望されていた証拠、お持ちしました。」

「これは、テコットの評判を貶める大問題に発展するぞ!
 その自覚はあるのか?
 会社が危機に陥れば、社員の人生も揺らぐとなぜ分からない?」


そして、ここから、凛子節!


「会社が人を支えているんじゃない。
 人が会社を支えているんです。
 根が弱れば大木も枯れる。
 誰かひとりの苦しみを切り捨てて
 存続する企業に未来はありません。
 私たちに必要なのは、二度とセクハラやパワハラ、
 誰かを苦しめるようなハラスメントを起こさないように
 今まで見過ごしてきた現実に
 正面から向き合うことです。

 出来ない、出来ない、と今まで見ないふりをしていたからこそ
 今の会社が、今の社会がある
 声をあげることがおかしい。
 そんな会社を支配することがおかしいと
 そろそろ認めませんか?

 あなたの前にいる人を
 1人の人間として大切にしてください。
 それが当たり前なんだと気付いてください。
 新しい時代に向けて踏み出さなければ
 テコットの未来はありません。」


あー、すっきりしますね。



「まだ終わっていない。
 副業禁止の件は。。。」

「収入を一切受け取っていません。
 それは会社規則の中では副業には当たらない。」

「そういうことではないだろう。。。
 会社に命を捧げず
 他のことに没頭している
 それが問題なんだ
 君は執行役員にふさわしくない!」

「終業後も会社のためだけに人生を捧げることが
 当たり前だと思っているそんな会社なら
 執行役員なんてならなくてもかまいません。」


そして、凛子を筆頭に、みな、特別会議室を飛び出す!


「あー、緊張したー!
 ホッとしたらお腹すいちゃった。
 ご飯いこうか?」

笑!


「お願いがあるんだ。
 クリーンなテコットの顔として執行役員になってほしい。
 副業禁止の規則なら撤廃されることになった。
 島会長からのメッセージを伝えるよ。

『君のいう通りだ。
 社員の人生は会社のものではない。
 社員の人生が輝くからこそ会社が輝く。
 女性初の執行役員として
 新しいテコットを一緒に築こう。』

 風花凛子、君が目指す理想の道は決して平坦ではない、茨の道だ。
 進めば傷だらけになるかもしれない。
 それでも一緒に戦ってくれるかい?」

「はい、お受けします。
 私、今の仕事に全力で恋していますから!」



というわけで、プライベートも復活(充実)した、凛子さんは、仕事のほうもうまくまわるようになったけど、実際はどうなんでしょう?

プライベートと仕事、50対50で、しかも仕事でそれなりの地位って、うまくいくものでしょうか?

それが非現実と言っているわけではなくて、意識的にプライベートに重きを置くようにするのは非常に大切だと思うのですが、50対50ってのは。。。。

うん、どちらも頑張ろう!


おしまい。


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