2017年12月発売&購入の号ですが、ちょっと紹介が遅れました。
春や夏に飛んでいるチョウ。でも冬になると姿を見かけることがありません。実は多くのチョウは厳しい冬が来る前に卵を産み、子世代が卵や幼虫や蛹になって冬を越します。またあるチョウは成虫のまま冬を生きのび、翅がボロボロになりながら春を迎えます。チョウの卵や幼虫、蛹が見つかる場所も紹介しつつ、冬のチョウ探しの手引きをします。(福音館書店の紹介より)
「チョウのふゆごし」2018年2月号です。
井上大成さん(文)
松山円香さん(絵)
「成長するにつれて姿が大きく変化する生き物」の一つとして、チョウが詳細に紹介されています。
そして成虫の姿だけではなく、幼虫の姿も紹介されています。
さらに、卵や幼虫がどのような場所にいるかといった点も絵で描かれているのが嬉しいですね。
実は、今号は当初は購入予定ではありませんでしたが、「自然の観察」への興味へのなんらかのきっかけになればよいなと思い、購入を決意しました。
「作者のことば」は以下の文章で結ばれています。
冬が厳しいほど春は待ち遠しい。次の休日には、春になってどんな姿になるのかを想像しながら、冬越しをしていているチョウを探して欲しい。
暖かさが感じられる表現です。
そして、別冊付録の「ながめるかがく」は一面が、「おおきくなるとすがたがかわるいきもの」として、チョウ、とんぼ、にわとり、かえる、さけ、かに、のそれぞれの成長の過程が4段階で紹介されています。
この1枚だけで、なにかストーリーが作れそうです。
これも大切に保存しておきたい付録です。
ところで、今号の絵を描かれている松山円香さんの絵柄はとても美しいです。変にデェフォルメされず、図鑑にでてくるような絵柄に近い様子で動物が描かれています。
絵本作家としても活躍されており、「アリゲイタおばさんはがんこもの」がデビュー作です。絵本としてのテンポもよく、とても楽しめる絵本で、こちらもオススメです。
ところで、次号(3月号)は、「かもつせんのいちにち」(たにがわなつき/さく)です。
「かがくのとも/ちいさなかがくのとも」の乗り物は「当たり」が多いので、次号も期待ですね!
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