ドラマ「コウノドリ」最終話の感想。「僕はここにいる!」



涙!涙!の最終回でした。

ペルソナのそれぞれのメンバーが、それぞれの想いを胸に、それぞれの道に旅立つ、そんな終わり方でした。


しかし、よく考えてみると、本当に不思議ですね。
それぞれが、自分ができる精一杯のことを、考え、悩み、そして決断する。
決して、目の前のレールをただただ進むのではなく(それはそれで偉いことです、大変なことです!)、誰かと同じ道をただ進むのではなく、である。


それぞれの道が本当に正しかったのか、そんなことは分からない。
ただ、自分の信じる道を、進む。
素晴らしいことだと思います。


願わくば、それぞれがその道で少しでも前進でき、また、そして、いつかの日か、ペルソナという場で、また一緒に集まることができたら・・・とばかり思ってしまう。



「同期の前向きな旅たち、応援するしかないですし。
 ただ、私が医者になってから
 ううん、学習実習のときから
 あいつがそばにいなかったことないんで。」



「この町の赤ちゃんはみんな、四宮先生にとりあげてもらつたから」

「四宮先生が守ってくれた産科だから
 なんとか残したいんだけど。」


この時、四宮先生は既になにかを決意していたのだろう。



「急いでいくなら一人で行きなよ。
 遠くへ行きたいなら、みんなで行きなよ。」

「同じ産科医、場所は違っても、心意気は同じ。
 そりゃ、こっちと島とでは
 同じ設備とはいかない。

 でもな、
 どこへ行っても、ひとりぼっちで戦わないといけない
 そんなことはないんだ。」


「俺、先生の一番弟子になれましたかね?」
「白川先生は僕の弟子じゃない。
 頼りになるパートナーだよ。」

「面白いよね。
 ガッツだけでなんとかやっていけるものだね。」

先のセリフは、白川先生へのセリフ、後のセリフは下屋先生へのセリフ。
こんなこと言ってもらえれたら、すごく嬉しいだろうね。
(しかも、下屋先生は、普段はこんなこと言わなそうな人たちからのセリフだしね。)






そういえば、前回(第9話)から「出生前診断」という非常に難しいテーマを扱っている。
そして、このテーマが最後のテーマとなった。


「オランダへようこそ」

「私は私なりに
 赤ちゃんの子育てを精一杯がんばろうと思っています。
 けど、きっとまたやっぱり、
 イタリアに行きたかったって思う時もあると思うんです。
 そんなときはみんなで支えて欲しいんです。」

「おれも一緒に精一杯がんばる。
 透子は一人じゃない。
 この子も一人じゃない。
 俺たちの子供だ。
 よろしくお願いします。」

「こちらこそ。
 この子はみんなの子だもんね。」



「武田、大丈夫だからね」

「大丈夫ですよ、チームペルソナは最強ですから」


『産声』

「助産師なのに、柄にもなく泣けてきちゃった」

「この子はわたしにまかせて、あとはおまえが頑張れ!」

「お母さん、頑張ってるからね。」


「武田、生きろー!」

「妻と子供が助かって良かったです。」
「よく頑張ったね」


「ペルソナを、やめようと思う
 能登に帰る」


「向こうにいっても早剥の研究は続ける。
 やろうと思えばどこでも、できるんだ。
 飛び込んでみるしかないと思ったんだ。
 怖がってるばかりじゃなくて。

 俺も赤ちゃんが好きだからな。


「小松留美子、ペルソナやめます」


「離れてたって、僕たちが目指す場所は同じだ。」

「それに、僕はいつもペルソナにいて
 みんなを繋げていく。
 お母さん、赤ちゃんと社会を。
 そしてそれぞれの場所で頑張る
 仲間たちを繋げていく。
 そういう医者に僕はなりたい。
 それは、赤ちゃんとお母さんの笑顔に繋がっていくと思うから。」


「夢みたいなこと言うやつがいないと
 先には進めないからな。」


「うん、家族だ」


「なんて言ったらいいのかな。
 笑顔で送り出そうとは思ってるんだけどね。
 
 白川先生とはこれまで
 嬉しいことも辛いことも
 たくさんの思いを共にしてきたからね。

 うん、うん、頑張れ!」


「決めました。
 僕は産科に行きます。
 うれしいこと、つらいこともある
 でも病院のなかで唯一おめでとうと言える場所だから。」


「俺は寂しいよ。
 いままで、おまえが側にいたからやってこれた。
 じゃあな。」

「白川、ありがとう
 がんばれよ!」

「お前もな」


「地域医療研修医として
 ペルソナ総合医療センターから派遣されました。
 赤西吾郎です。
 よろしくおねします!
 体当たりで学ばせていただきます。」

「ついてこい」


正直、彼の行動にはびっくりした。
鴻鳥先生の入れ知恵のようだが、最初のころの行動とは全く違う。
ペルソナという場、そして働く人たち、そして家族、それらに触れ合うことで、彼も変わったのかもしれない。
素晴らしい。


「僕はここにいる。」


ドラマを振り返り、「一人ではない」「繋ぐ」これらのキーワードが頻繁に登場していた。
この言葉こそが、このドラマが伝えたかったことなのかもしれない。

そして最後に、もう一つ。
『ありがとう』






公式Twitterで「またいつか....」とあるけど、期待していいのかな!?

次シーズン(シーズン3?)の放送予定はいつですか!?


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