つい最近、素晴らしい絵本に出会えましたので、まだ発売されて間もないということもあり、おすすめ本として紹介したいと思います。
ジャンルとしては、「せつめいのれきし」を代表とした「地球の歴史」「生命の歴史」系の絵本になりますが、前述の通り、比較的(発売時期が)新しい絵本です。
また図鑑では1ページに複数の生命が別々に(独立して)描かれるのが一般ですが、こちらは絵本ですので、その時代を背景絵として、そこに各生命が動きのある様子で描かれています。
ところで、比較対象として、同じく2017年に発売された「生命の歴史えほん」は図鑑に近いような絵本ですね。絵柄も図鑑のようにすっきりとした絵柄です。
(この点は好みが分かれるところです。)
さて、話を「地球のあゆみえほん」に戻します。
(例えば、"かこさとし"さんの同系列の本に比べると、文字の量は少なめですので、入門としてもオススメです。)
その時代の美しい絵、そして生命、さらに流れのある文章、これらを通して、まるで絵巻物をみているような感覚で、地球の歴史を学ぶことができるようになっています。
また、幼児が理解できるかどうかはおいておいて、将来気になるような(大人でも気になるよな)キーワードも散りばめられています。
図鑑とはまた一味違った絵本で「地球の歴史」を「みる」「学ぶ」という体験はいかがでしょうか?
ジャンルとしては、「せつめいのれきし」を代表とした「地球の歴史」「生命の歴史」系の絵本になりますが、前述の通り、比較的(発売時期が)新しい絵本です。
地球のあゆみえほん 46億年のれきし (たのしいちしきえほん)
PHP研究所
2017/2/8
丸山 茂徳 (監修), いとう みちろう (イラスト), 山下美樹 (その他)
まさに、「絵本」という通り、見開き"全面"に絵が広がり、絵の上に文字が重なっているという構成になっています。
この「絵」でみせる地球の歴史、というのがこの絵本の一つ目の特徴かと思います。
図鑑のようなすっきりとした絵ではありませんが、背景の色合も含めて、とにかく、絵が美しいです。
また図鑑では1ページに複数の生命が別々に(独立して)描かれるのが一般ですが、こちらは絵本ですので、その時代を背景絵として、そこに各生命が動きのある様子で描かれています。
ところで、比較対象として、同じく2017年に発売された「生命の歴史えほん」は図鑑に近いような絵本ですね。絵柄も図鑑のようにすっきりとした絵柄です。
(この点は好みが分かれるところです。)
さて、話を「地球のあゆみえほん」に戻します。
しかしながら、素晴らしいのは「絵」だけではなく、文字のボリュームも必要十分で、漢字も普通に使われていますが、すべて振り仮名がふられており、また表現も簡素ですので、理解しやすいと思います。
(例えば、"かこさとし"さんの同系列の本に比べると、文字の量は少なめですので、入門としてもオススメです。)
なお、見開きの下部には、「上級編」として2行ほど文章が追加されており、ここに少し詳しい解説が、すべての見開きにのっています。
例えば、「カンブリア紀」の「上級編」にはこんなことが書かれています。
この時代の生物の多様化を「カンブリア爆発」と呼びますが、実際には原生代のおわりごろからはじまっていたと考えられています。殻の材料となるカルシウムが産みに豊富に溶けていたので、かたい殻と関節を持つ「節足動物」が・・・(一部のみ抜粋)
大人でも十分勉強になりました。笑。
あと、この絵本の素晴らしい点は、「生命の誕生」の紹介がはじまる前に、8ページ(!)もさいて、「地球の誕生」からはじまり、「海」や「細菌」の誕生が簡単に紹介され、また「光合成」「磁場」「全球凍結」といったキーワードも登場します。
その時代の美しい絵、そして生命、さらに流れのある文章、これらを通して、まるで絵巻物をみているような感覚で、地球の歴史を学ぶことができるようになっています。
また、幼児が理解できるかどうかはおいておいて、将来気になるような(大人でも気になるよな)キーワードも散りばめられています。
図鑑とはまた一味違った絵本で「地球の歴史」を「みる」「学ぶ」という体験はいかがでしょうか?
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