ドラマ「下町ロケット(2018年)」第4話の感想。「元気でやってることが恩返しってもんだい。」




家族(実家)と仕事、考えさせられるテーマでした。



「オレは、親父になんの恩返しもできなかった。。。」

「元気でやってることが恩返しってもんだい。」




「ロケットはこれからどうなるだろうね。
 私、ロケットの打ち上げをみて、帝国重厚に入ろって決めたんだけど
 もしうちがロケットをやめちゃったら私。。。
 どうしていい分からないよ。」

「オレはな、昔
 ロケットの世界から挫折した。
 でもな、思いをずっと捨てられずにいたから
 今また違う形で
 ロケットと携わることができる。
 お前がロケットのことを愛してくれれて
 オレは本当にうれしいよ。
 いいか、考えてもみろ。
 人類がロケット開発をしていなかったら、
 台風の進路を予測することもできない。
 カーナビで目的地に行くこともできない。
 こんな豊かな生活はなかったんだぞ。
 大型ロケットに採用されている技術は
 ロケット研究に情熱を燃やしてきた
 技術者たちの夢の結晶なんだ。
 そして、人類の科学の歴史そのものなんだよ!

 目先の利益のためにそんな貴重な財産をたやすく捨てるのなんて、
 そんなバカな話しあってたまるか。
 だから、この国から、帝国重工から
 ロケット開発は絶対になくならない。
 オレは一技術者としてそう信じているんだ。」

「わたしもいつか
 そんな技術者になれたらいいな。」

「なに言ってんだよ。
 お前はもう一流の技術者だよ。
 あとはオレみたいに挫折しないことだよ。」

「挫折したかもしれないけど
  パパは立派な技術者だよ
 尊敬すべき技術者だと思う。」

「今は、目の前の仕事、精一杯がんばるしかないよ、
 結果はだまってたって後から付いてくるんだから。」


相変わらず、長い、阿部寛のセリフ。
そして、熱いなー。





こちらは、殿村夫妻。

「一緒にやらないか?田んぼ。」

「わたしはやらない」

「米作りって簡単じゃないでしょ?
 うまくいかなかったとき、わたしが働いてればなんとかなるから。
 あなたは今まで20年、銀行で頑張って
 佃製作所でも苦労してやってきた。
 すっごく感謝している。
 だから反対はしない。
 やってみれば?
 でも佃製作所に迷惑をかけるような辞め方はしないほうがいいと思う。」

素晴らしい考えです!









「以前、親父に言われました。
 農家で食べていくのは難しい、
 だからお前には大学まで出させたんだ。
 田んぼを止めるのはお前のせいじゃない。
 俺が自分で決めたんだって。
 でも、あれは
 親父が自分自身に言ってたことなんでしょう。
 とにかく、親父は田んぼが大好きでしてね。
 いまだに口をひらけば
 田んぼ、田んぼ、田んぼのことばっかりなんですよ。
 そんな親父をみてますとね、
 佃製作所に来た時のことを思い出したんです。
 あの頃の佃製作所は
 銀行に裏切られ
 特許侵害で訴えられ
 無理な要求をつきつけられて
 救いようのない状況でした。
 それでも会社を信じ
 頭を下げて回る営業マンかいて、
 成功を信じ、決して妥協しない技術者がいて
 そんな社員がいて、
 夢見ることをやめない社長がいた。
 信じられないような毎日でした。
 でも、そんな会社ですごせたからこそ、
 私のようなものでも
 ものづくりの楽しさを知ることができたんだと思います。
 ずっと銀行員のままだったら
 田んぼを継ぐことなんて思いもしなかった。
 親父の、米作りに対する情熱の
 かけらも理解できなかった。
 なにが一番大切なのか
 教えてくれたのは社長です。
 ありがとうこざいました。
 ここでみなさんと一緒に過ごせた時間は
 わたしにとってかけがえのない宝物です。
 ただこんなに大切な時に
 会社を辞める、そう決心をしたことが
 本当に心苦しくて、
 申し訳ありません。」


「トノには感謝しかない。
 佃製作所を救ってくれた、恩人だ。
 だから今度は
 今度はオレにお前の背中を押させてくれ。」


「ありがとうこざいます。
 ただ、この裁判だけは
 みんなと一緒に最後まで戦わせてください。」


「トノ、よく決めた!
 よく決めたな、トノ!」


ふと思い出したのは、立つ鳥、跡を濁さず。
(この場面とあっているかどうかは自信ありませんが。)



前回から匂わされていましたが、とうとう、主要メンバーが抜けましたね。
残念ですが、旅立ちをお祝いしましょう。



おしまい。


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