「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」第1話の感想。「これは新刺激の弁護士ドラマだ。」



「やけ弁」と略すようです(笑)

「弁護士」が「学校」?という疑問を持ち、まずは第1話をみてみました。



「松井秀喜の五打席連続敬遠、
 あれはひどい、ひどすぎる。
 だって敬遠はルールに則った立派な、戦術でしょ?」

おっと、この方(神木隆之介)、ちょっと捻った視点ですね。面白い。



「訴えたいのはこっちなんだけどな」

「あなたが学校にきたのは午後は1時
 現在3時間が経過しました。
 その間、こちらの先生は授業にでられず
 生徒たちも学習権を奪われました。

 これは刑法だい234条、
 威力を用いて他人の業務を妨害、 
 威力業務妨害にあたります。」


「アメリカでは
 弁護士が学校に関わることは一般的なんですが
 日本でも今年度から一部導入されることになりました。」


スクールロイヤー?
弁護士?


ちなみに、この動き、現実世界でも本当におこっているようです。
ただ、法律の専門家が、学校問題を(裁き、かつ)解決することができるのかは、まだ未知数ですね。

弁護士という肩書より、個人に依存するような気もします。



「モンスターペアレントにセクハラ、パラパラ
 放課後トラブルにいじめ、
 すべて法律をもって解決します。」


「おかしいことを、おかしいままにしておくと
 更におかしいことになるんですよ。
 これ一般常識ですよ?」

まあ、たしかに、正しいことを言っていますが、
「おかしいまま」にせざるおえない時も、社会ではありますよね?



「校長は今朝電車で女子中学生に痴漢行為を行った。」

「やっていない。
 いくらあとからそう否定してもこのように
 署名捺印をしてしまえば
 やったことになるんです。」

「それほどその「覚書」
 重い意味を持つんですよ。」


「ただ対抗策はありますよ?
 ほぼ監禁状態で
 署名捺印を強要され
 白を黒に変えられた。
 そこを強調して
 法的効力をグレーに。。。」



「あなたにとって教師って仕事、
 なりたかった派?
 何となくなった派?
 それとも、しかたなくなった派?
 どれですか?」


「教師って今も昔も
 子供のなりたい職業、上位らしいですよ?」

「身近にいる大人だから
 憧れちゃうんだろうな。
 で、どうです?
 夢見ていた教師の仕事?
 憧れていた通りやれていますか?」


「あなたも先生だけど、
 僕も先生だ。
 僕は先生の先生でもあるんです。」


「僕が聞きたいことは一つ
 望月先生はどんな教師になりたかったんですか?」





「手を出していいと言ったのは僕です」

「手を出した、イコール体罰ではないんですよ」

「体罰か否か
 それは有形力の行使。

 つまり見に見える
 物理的は力の行使に至った目的、
 対応、継続時間、
 そして教育的指導の範囲を
 逸脱するかどうかで判断されます。」


「今回のケースは
 教師の正当な指導範囲であって
 体罰ではない、そう判断しました。」


「全力であなたの娘さんと向き合おうとしたんですよ?」


「いかなる理由があろうと
 教師は生徒に手を出してはいけない、
 それが今の学校の風潮でしょう。」


「今回の件を体罰だという人はたくさんいるでしょう。
 でも望月先生は辞める覚悟までもってまで
 あなたの娘さんと向き合おうとしたんだ、
 それでもまだ望月先生のことが信用できませんか?
 それでもまだ訴えますか?」

まっすぐ、ですね。


「学校には学校のルールがある。」


「教育は絶対的な信頼の場。
 ても法律は既に信頼関係が崩れた場で持ち出すもの。
 信頼と不信、まるで相容れない
 大きな壁があるんです。」


最初は、私のこの点が気になり、弁護士は学校では正しく機能しないのではないか?と思いましたが。。。。

ひょっとしたら、外部から、「おかしいことはおかしい」という指摘が入ることが、良い刺激となるということも期待できるのではないでしょうか?


組織って、同じ原則・方針、同じメンバー、などでの行動が続くと、結局はダメになっていくことが多いと思うんですよね。



「異議あり」


やはり、このセリフでしたか。

ちなみに、カプコンの「逆転裁判」、今は「大逆転裁判」がでてるって知っていました?




「三浦先生、あなたって本当に面白い人だったんですね」



さて、今回のドラマ、脚本家は「浜田秀哉」さんです。

原作モノだったり、オリジナルものだったり、いろいろな形での脚本活動がありますが、オリジナルものだと、一番有名なのは、2013年の「ラストホープ」でしょうか。


ドラマによって、だいぶ印象が異なる記憶がありますが、今作も期待して見続けたいと思っています。

おしまい。



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