"かこさとし"絵本「たべもののたび」の感想。かこさとしにしてはちょっと物足りない?でも十分、科学絵本です!

大好きな「かこさとし」さんの絵本です。

たべもののたび
かこさとし
童心社


「かこさとし からだの本」というシリーズのうちの1冊で、2巻目になります。

実は、このシリーズは1冊しか持っていなくて、他のシリーズは持っていません。


では、なぜこの1冊だけ(2巻目だけ)買ったのか?

実は、私は、食事の大切さ、そして一連の流れを子供に理解して欲しくて、そのようなテーマの絵本を探していました。

そして、偶然、本屋でこの本を手に取り、読んでみたところ、ちょうど私の求めている内容だったので、この1冊だけ買いました、というわけです。





「いぶくろ」「しょうちょう」「だいちょう」といった単語はでてきますが、実際は、「いぶくろこうえん」「しょうちょうジェットコースター」「だいちょうどおり」といったように子供がイメージしやすいような表現になっています。
(表現が絶妙です!)

ただし、これら以外の単語や、また文章・表現は非常に平坦で、おそらく2~3歳ぐらいでも理解できるのではないでしょうか?

逆に、5~6歳ぐらいになってくると、内容はまだ有益なのですが、登場する単語が平坦なので少し物足りなってくるかもしれないです。

例えば、「えいよう」といった表現ではなく、たんぱく質とかアミノ酸って、少しぐらい使ってもらっても、または図の中にチラリと書いてもらっても、良かったかな?と思います。

もちろん最初は子供にとっては意味が分からないかもしれませんが、ここで一連の流れとあわせて、なんとなくでも単語を覚えてもらえると、後々の学習の際に役立つのかなと思いました。


というのも、子供って、例えば、複雑で、親でも覚えられないような、恐竜の名前とか、普通にいくつかも覚えてしまいますよね?

なので、せっかくよくできた絵本なので、その延長で、ちょっと先の単語まで一緒に覚えてもらえると、いいなー、なんて親心で思ったのでした。

もちろん、それは次のステップとして、親が子供に教えたりすることかもしれませんがー。


とか厳しい意見を書いてしまいましたが、普通の絵本としてみると、十分、学習絵本です。

ただ、かこさとしさんの絵本だったので、少し厳しい意見(過度な期待)を書かせていただいただけです。

話を戻しますが、小さいなお子様、または食事の一連の流れをまずは絵本で教えたい、といった方々には、最初の一冊としては非常にオススメの一冊です。



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