絵本「博物館の一日 」の感想。「上野博物館を訪れたことがある人にもオススメ!」





「一日」シリーズの「いわた慎二郎」さんの絵本です。
他には、「野球場の一日」や「発射場の一日」などがあります。

博物館の一日 (講談社の創作絵本) 単行本 – 2012/10/20
いわた 慎二郎 (著)
出版社: 講談社


「きょうは、おとうさんと国立博物館にきました」

という出だしから始まります。



そう!

東京上野にある、あの「国立博物館」が舞台です。

内容紹介
国立科学博物館をめぐる楽しさを絵本で再現!
扉のページをめくったら、見学の一日がはじまります。
著者、いわた慎二郎さんの徹底的な取材により、展示物はもちろん、クジラのはく製の作り方、化石のレプリカの作り方、売店、レストランの様子。ガイド役のボランティアさんなどそこで働く人々から博物館のおやすみの日の掃除まで、もりだくさんの内容です。恐竜研究の第一人者・真鍋真先生に発掘現場の話を伺い、研究者のおしごともわかりやすく絵で見せていきます。
絵本を見てから博物館に行く、行ってから絵本を見る、どちらも楽しさがぐんと広がります!(Amazonより)


その後、発掘の場面では、下の通り計6ページも割いて紹介されています。
全36ページのうちの6ページで、この絵本の中で一番の力を入れようです。

発掘につかう道具
恐竜化石の発掘
クリーニング・CTスキャン
レプリカのつくりかた・CG作成
復元骨格のくみたて(身開き2P)

お父さんと子供が博物館に行って、あちこちの展示物をみて、博物館をでるところで終わりです。




ちなみに、親子のセリフはそれほど多くはなく、建物(博物館)の中の様子、展示物、そしてそこで働く人々を描くことに主眼が置かれています。

目で楽しむような絵本が好きな方にはオススメです。

何度か、博物館に足を運んだ方にも新たな発見があることと思います。

例えば、博物館の外に「ラムダロケット用ランチャ」が展示してあったり、日本館を上からみると飛行機の形をしている、とか。

ちなみに、ラムダロケットは日本発の人工衛星です。




興味がありましたら手にとって見てください。


おしまい。


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